1年生の時の担任の女の先生はすごくはっきり物を言う先生でした。
発達障害に詳しいようで翌年は特殊学級を受け持っていたほどです。
言い方が上から目線なので「うちの子は普通です!」と言いたくなるくらいイラっとしたこともありました。
けれど今になって思うと、その先生の言うことは正しかったです。
その先生のおかげで私も対応を変えられた。 ADHDかもしれない子を持ち悩んでいるママさんにぜひ先生の言葉を伝えたいです。
また、4年生の担任もそういったちょっと手のかかる子にも上手く対応。
その工夫等を紹介します。
≪目次≫
1、担任の先生の対応
2、担任の先生からの言葉・教え
1、担任の先生の対応
ADHDだからというわけではなく、一般的な工夫のものもあるかもしれませんが、やっていない先生もいたので、よかったと思った対応をとりあえず紹介します。
●提出物は班でまとめてから出す(出し忘れを防ぐ)(1、2年生)
●連絡帳は隣の子が書き終わってから一緒に先生に見せに行く(1年生)。
隣の子と見せ合ってサインをする(4年生)。
書き忘れや先生への見せ忘れを防ぐ。
●宿題を出し忘れていても、気が付いた時に自らまとめて出せているのでよしとして、出した時に褒めてあげる。(1年生)
もちろん、あまりに出さなければ声をかける。
●漢字の宿題をキレイな字でいつもより多めにやっていた時はご褒美シールを貼ってくれる。(子供が喜ぶような武器のシールでコレクションのように集めて頑張っていた)
●上履き袋は一か所に集めてあり、金曜日には置き忘れがないか忘れ物係がチェックをする(なぜかうちの子が係なため、チェックもし忘れているようでたびたび忘れてくるが・・・)(4年生)
●前の方や端の方の席にして、先生が近くで声をかけやすいようにする。
●端の席にして、横にさりげなく物置き場(ラジカセを置いている机)を置いて、整理できない物を床に置いたり散らかしたりしないようにしてくれている。(4年生)
●ケンカの時などはしっかり双方の話を聞いて、それに対しどちらも悪いところはあると話をして納得させ、お互いに謝らせる。
●授業を聞けていなくて課題に取り組む時にできなかったら、近くに行ってもう一度説明をしてくれる。時には「ちゃんと聞いていないからだよ」と冷たくしてみたり、上手く駆け引きをしている。
●悪いことをしても、その分いいところも大きく取り上げることで、周りの子から見下されることを避けてくれている。(1年生)
●交換ノートをして情報のやり取りをしませんか?と親に持ちかけてくれた。(4年生)
●係のことや友達とのやり取りで、本人が多少悩んだりつらい思いをしても、すぐに助けず遠くから見守ることで成長を促そうとしてくれている。(親から見ると、うちの子には無理だろうと思うことでも、先生は可能性を感じて伸ばしてくれようとしている)(4年生)
●プリントを配らせたり、何か仕事を頼んだり、落ち着きがないことに対して動くきっかけを作ってくれている様子。本人も頼りにされていると喜んでいる感じ。(多動に対しての対応?)
●冷たい目で見るのではなく、どうしたらまずい行為を減らせるかを常に考えてくれている様子。
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1、2年生の時はこういうのが当たり前だと思っていましたが、3年生の時は違っていました。
工夫をしないと上手く対応できない子供のために考えた、先生の工夫であると分かりました。
4年生でも同じように工夫がなされてました。
2、担任の先生からの言葉・教え
一年生の時の担任が私に行ってくれた言葉です。
●育て方が悪いんじゃない。
お母さんが一生懸命お子さんのことを考えていっぱい注意しているのは分かってます。
いままでよく頑張ってきましたね。
●発達には差があります。
それは個性です。
発達が進んでる部分もあればやや遅れてる部分があるのは普通のことです。
そこはいくら言葉で言ってもすぐにできるものではないので、何度も何度も気長に言い聞かせればいいんです。
まだその段階にきていないんだと思えばいいんです。
決してお母さんのしつけが足りないわけではありません。
●まだその段階に来てない子にできないからと言って怒ってはいけません。
できる状態になっていないのにできて当然のようなことをいうと子供は自分はダメな子だと思ってしまい自信をなくしてしまいます。
●できないことを無理やりやらせようとするのではなく、できてること、いいところをいっぱい褒めて伸ばしましょう。
そうしているうちにだんだん他の子に追いついて、やや遅れがあっても目立たなくなってきます。
●今の段階でどうしてもお母さんのサポートがいる時はサポートしてください。
安全に登下校ができないなら送り迎えは必要です。
●クラスで何か変なことをしてしまっている時(掃除をしてなかったり物を散らかしていたり)、周りの子が言いつけに来る時があります。
その時は注意はしますが、いいところもあるということを他の子に伝えるようにしてます。
下駄箱のみんなの靴をキレイに並べてくれたり、ごみを拾って届けてくれたりした時にクラスの子たちの前で発表して拍手したりします。
そうすることでクラスの子たちも〇〇君のことを認めてくれています。
●お母さんが辛かったら町の保健センターなどで相談してみてください。
普通の小児科でも〇〇病院の先生は発達にも詳しいから一度いって話を聞いてみるとお母さんも楽になるかもしれません。
●今のクラスではみんないいところもみて受け入れてくれているので大丈夫ですが、クラス替えした時が心配です。
子供たちも成長すると外れたことをしている子に対して嫌悪感を示すようになるし、悪いところだけががどうしても目立ってしまうので、その時の担任の対応でどうなるか分かりません ⇒ その通りでした
●周りの環境を整えることで遅れは目立たなくなります。
どんなサポートが必要か本を読んでみるのもいいと思います。
支える人に対応しだいで症状が悪化したりもするし目立たなくなったりもします。
一緒に頑張っていきましょう。
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先生の話を聞いて涙が出てきました。
今まで他のお母さんからも「いつかこんなこと(けがさせられる)になるんじゃないかと思ってた。みんなで言ってたんです!」なんて言われ、自分の育て方が何か間違っているのかとすごく悲しく苦しんでました。
何度注意してもすぐにカッとなって手を出してしまいケンカになり、忘れ物をし、机が汚く、いい加減な子供にいつもイライラし、しつけと思って厳しく怒っていました。
子供が泣き疲れて、うろうとし始め、意識がもうろうとしていてもまだ怒ってました。
この日から怒るのをやめました。
でも少しするとやっぱり怒ってしまってました。
けれど一つだけずっと続けていることがあります。
それはちょっとしたことでも褒めることです。
当たり前のことでもできたら褒めてます。
忘れ物しなかった、靴を並べた、ケンカしても手を出さなかったなどなんでも褒めてます。
学校でいじめられても家では話を聞いてあげて褒めるところは褒めることで精神状態は安定しするように思います。
1年生の時にこういう先生に出会ったことは大きかったです。
その時は「うちの子を障害者扱いしないで!特別扱いしないで!」と思いましたが、やはりサポートが必要な子はそれなりのサポートをした方が本人も苦痛がなく過ごせます。
うちは保健センターと普通の小児科(結局詳しくなかった)しか行っておらず診断は受けていませんが、親の対応を変えることで勉強も遅れず大きなトラブルもなく(?)過ごしてこれています。
本に、グレーゾーンの場合すぐに受診することは勧めないと書いてありました。
受診するとすぐに診断名を付ける医者も多いからです。
薬を必要とするレベルなら診断名をつけてしっかり治療することも必要ですが、軽い場合はわざわざ診断名を付ける必要はありません。
まずは一度本を読んで、親の対応が正しいか、環境を整えることで対応できないか考えてみるのがいいと思います。
参考までに私の読んだ本を載せておきます。
■参考にした本
よくある症状、トラブルをかわいいイラストのマンガで書いている部分が多く、初心者むきで分かりやすいです。
絵がほっこりするタッチなので精神的にもほっとします。
絵が少し入っており初心者向きの本で分かりやすいです。
こちらの方がいくらか詳しいです。
ただ、ほぼ同じ内容なのでこっちだけでもよかったかなと思いました。
けれど、上の本の方がほんとにほっこり気持ちが軽くなります。