以前から母と一緒にお風呂に入りたがっていた4年生の長男と年長の弟。
でもこの二人と入ると大きな声を出すし暴れるしでいつもイライラする。
なので子供だけで入らせるか旦那が一緒に入ってくれていた。
でもかまくら作ったりして楽しかったし、久しぶりに一緒に入ってあげるかと思って意を決して一緒に入ることに。
母 「今日お母さんも一緒に入るよ。大きい声出さないでね」
長男・弟 「分かった!やった~!」
先に子供たちが入っていたところに入って行った。
脱衣所に行くと長男が大きな声で変な替え歌を歌っている声が。
母 「ねえ、大きな声出すならやめるけどどうする? 」
長男 「静かにする!」
そしてドアを開けた。
母 「ちょっと、ジャンパー干してあるじゃん!取って!」
普段は洗濯物を干すことはないが、雪遊びをしてびちゃびちゃになった長男のジャンパーを湯船の上の物干し竿に干していた。
お風呂を洗うのは長男の当番。
ジャンパーがかかった状態でお風呂を洗い、そのままお湯を張り、そしてジャンパーの下で湯船に入っていた。
おかしいと思わないのか(-“-)?
しかもお風呂を洗う時に換気扇をつけるように言っているのにそれも忘れていてお風呂の中は湯気だらけ・・・。
ジャンパーが・・・。
でもせっかく一緒に入るんだから怒るのをガマンガマン・・・
イラッとしたけど軽く注意するくらいにした。
いつも長男が弟君を洗ってあげてる。
母 「もう洗ったの?」
長男 「まだこれから」
母 「じゃあ洗ってあげて」
長男 「うん 」
どんな感じで洗うか気になったので今日も長男にお願いした。
長男は自分が椅子に座り、弟を前に正座させ洗い始めた。
しゃべりながらだがしっかりとシャカシャカ洗ってあげていた。
母 「(けっこうしっかり洗ってあげてるんだなあ・・・)」
長男 「それでね・・・ 」
母 「ちょっと!なんで頭を横向きにしてお湯かけるの!耳にお湯入るでしょ!いつもそんなやり方してるわけ?」
長男 「えっ?う~ん・・・」
弟君 「いつもじゃないけどたまに」
母 「耳を上にしてお湯をかけたら耳にお湯が入るの分からないわけ?だいたい座った状態でやろうとするからちゃんとできないんでしょ?弟を椅子に座らせてあんたが立ってやりなさいよ 」
長男が低い椅子に座ってその前に弟が正座して座っているのだけれど、座っている長男に対して弟の頭の位置が高いもんだから頭を下げさせようとして頭を押していた。
それがちゃんと顔を下に向ける方向に押し下げるならいいが、長男に対して横向きに座ってた長男をそんまま前に押したため、首が横になる感じで、左耳が上で右耳が下に来ていた。
おかしいから・・・。
弟の首もおかしくなるし、耳にもお湯が入るし(-“-)
手元を見ないで適当にやるもんだから、弟の頭がどの向きになっているかもお構いなし。
やっぱりいい加減にやっていたか・・・。
弟を先に出し、そのあと二人で湯船に入ってそこでもう一度弟の頭の洗い方をおさらいした。
母 「どうやるんだっけ? 」
長男 「頭にお湯をかけて濡らしたらシャンプーつけて頭を洗って、そしたら頭を変な方に曲げないで下に向けてお湯をかけて流す」
母 「(変な方に曲げないの当たり前だから・・・) そうだね。ちゃんとそうしてよ?弟かわいそうでしょ?あんただって自分で頭流す時に耳を上向けたりしないでしょ?」
長男 「うん。」
母 「体はどうするんだっけ? 」
長男 「最初は自分で洗わせて、そのあと、(ペッ)」
母 「ちょっと!なんで湯船の中にツバ吐くの!汚いでしょ! 」
しゃべりながら落ち着きなく体を動かしていたため口の中に湯船のお湯が少し入った様子。
それをツバと一緒に湯船の中にペッと音とともに出した。
ダメだ・・・ ほんとイライラする。
結局怒ってしまっていて
「もう出なさい!やっぱり一緒に入らなければよかった!」
と言ってしまった。
こうなるくらいならやっぱり一緒に入らない方がいいんだよなあ。
よほど心に余裕がある時じゃないと子供と一緒に何かをするのは無理だ・・・。
よかれと思ってやっても、結局怒ることになってしまって嫌な時間になってしまう。
一緒にお風呂に入りたがっているうちに一緒に入りたいと母も思うのだが楽しく一緒に入るのにはかなりの我慢がいる。
今度は一人一人と別々に落ち着いて入ろう。
その方がいらいらする要素が少ない。
そういえば今日かまくらを作り終わって子供たちが二階に行ってしばらくした時、
弟 「お兄ちゃんとケンカした」
と言って弟が降りてきた。
「お兄ちゃんが〇〇した~ 」って訴えにくることは多いが、ケンカしたという対等な言い方は珍しい。
そしてそのままケンカしたからと下にいた。
母 「何ケンカしたの?」
弟 「お兄ちゃんが遊戯王のカードしようって言ってきて、僕は違うのがいいって言ったらそれはヤダって」
母 「じゃあ、どっちかを先にしてからもう一つのやろうって言えばいいじゃん 」
弟 「そう言ったらお兄ちゃんがヤダって」
母 「お兄ちゃんがわがまま言ってるんだね。じゃあいいよやらなくて。 」
いつもならとりあえず遊びたい弟君は、ある程度お兄ちゃんが強く言えばそれに従う。
でも今回はお兄ちゃんに合わせることなくわがままなお兄ちゃんを放って降りてきた。
弟も自己主張するようになってきたなあ。
しばらくして降りてきた長男に一応聞いてみた。
母 「ケンカしたんだって? どっちかやってからもう一つやろうって弟が行ったのにヤダって言ったんだって?」
長男 「うん・・・」
母 「それはわがままでしょ」
長男 「うん・・・ 」
自分でもわがままだと分かってはいる様子。
でも今までの弟なら自分が強く言えばそれに従ってたから、弟のもっともらしい提案に従うのが嫌だったのだろう。
もう弟を自分の思い通りに動かせないぞお。
さあどうするお兄ちゃん。
弟が手を出すタイプじゃないから口で言い合うだけですんでるからいいけど、弟が手を出すタイプだったら取っ組み合いだったかな(^_^;)?
弟君も提案してそれが通らなかったら交渉をやめて去ってくるとは成長したねえ。
そのあとまた二階に上がって行った長男。
弟 「お母さん遊ぼう 」
母 「お母さん雪かきで疲れてるから。遊びたかったらお兄ちゃんに何か他の遊びで遊びたいのあるか聞いてみたら? 」
弟 「でもケンカしてるし・・・ 」
ケンカしているのを気にしている弟。
弟の方が根に持ちそうだ。
しばらくして、
弟 「お腹空いた。おやつ食べていい? 」
母 「そうだね。おやつだ。お兄ちゃん呼んできてあげて。ケンカしててもおやつは呼ばないとね」
弟 「そうだね 」
弟はお兄ちゃんを呼びに行った。
降りてきた長男はケンカしたことは全く気にしていない感じで、おやつを食べながら普通に話かけている。
それにつられて弟ももう普通に話して仲直りをしている。
長男はきっと普通の会話程度にしか思ってなくて、ケンカとは思ってないんだろうな。
弟はめったに言い合いとかケンカとかしないから、そういういざこざを大事に思うのかも。
長男に鍛えられるかな?