今日は弟君の1年生の授業参観だった。
一番後ろの窓側の席。
とりあえず雑巾はしっかり椅子の下にかけてあって、引き出しを開いた時のぞいたらそんなに汚くはなかった。
算数の授業が始まった。
いつも物を口に入れる弟君だが、授業中も想像以上の勢いで鉛筆を噛んでいた。
無意識に先っぽをちょっと口に入れて噛み噛みするのではなく、鉛筆をじろじろ見てどこを噛もうか決めてから縦に口に入れて噛んでみたり、横向きにとうもろこしを食べるかのようにガジガジ噛んでみたり・・・。
斜め後ろから私が見ているにも関わらずまったくつくろうことなく一生懸命鉛筆をかじっている。
そしてたまに指をかじっている。
ノートを書いている時以外はほぼずっとかじっていた(~_~;)
先生 「ノートは手前、教科書は奥、筆箱とブロックは左の名前のテープの上に縦においてね」
先生は机を使いやすいように物の置き方から説明。
でも全く聞いていない弟君は教科書を手前に広げ、その奥にノートを拡げ、さらに奥に筆箱をおいている。
そして途中でノートに押された筆箱が床に落ちた。
ノートを書くときは左手で頬杖をつきながら、右手で遠くにあるノートに書いている。
大丈夫なのだろうか・・・。
教科書の置き方などの時も先生は見まわっていて、いろんな子の置き方を直しているがなぜか弟君の方までこない。
先生 「では、お花はいくつあるか数えてください。自分のやり方でいいですよ」
教科書に書いてあるお花が何個か数える。
なぜか弟君は算数ブロックをお花の上に一つ一つ置いていた。
そして置き終わるとまた鉛筆をかじったり算数ブロックのケースに鉛筆を詰めて遊んだり、落ち着きなくず~っと余計なことをしていた。
先生も見回っているけどやはりこちらにはこない。
だいぶ時間が経った。
先生 「はい、じゃあどうやって数えたか言える人」
指で数えた、ブロックを置いて数えた、3個と4個と3個に分けて数えたなどいろんな答えがでていた。
あえて複雑にしているのではと思う答えが次々と上がったが、ブロックを花の上に置いてそのブロックを数えるというのは授業でやったばかりの一番ノーマルなやり方だったらしい。
どうやらブロックを花に乗せて遊んでいたわけではなく、ちゃんとやってたようだ。
ちゃんと前にやったことを覚えていてその方法でやったんだね。
真剣にやってるように見えなかったから遊んでるのかと思った(^▽^;)
次に蝶々16匹とハチ13匹くらいが混ざって書いてあるページのハチを数えるというもの。
先生 「じゃあ次はみんなブロックを使って数えましょう。今後数が大きくなったことの時も考えて、パッと見てすぐわかるように縦に分かりやすく並べましょう」
弟君 「せんせ~ ブロック足りない~」
先生 「新しい方からも出してね」
10個ずつ組になってるブロックケースから出して並べていくが、新しい方のケースからも出して20個使っているが足りない。
それはちゃんと話を聞かず、蝶にもハチにも全部にブロックを乗せてるから。
友達 「ハチだけ数えるんだよ!」
前にいた友達が教えてくれていた。
弟君 「そうなの?」
今度はハチの上だけにブロックを並べて、並べ終わるとそのブロックを集めて10個の列と3個の列を作っていた。
弟君 「10+3で13匹だ!」
まだ聞いてもいないのに大きな声で言ってしまっている。
そしてしばらくして、
先生 「はい、ブロックを使って数えられましたか?分かる人?」
先生が手を上げされる頃にはまた余計なことを始めていて聞いていない。
友達 「13匹です」
先生 「同じ人~?」
その声に弟君も一応手を上げていた。
上げているが真っすぐ上げたと思うとすぐに肘が曲がり体全体がぐにゃっとなる。
一応手を上げながら全然違う方に気がいって、算数ブロックをいじったりしている。
親が見に来てるのにいいところを見せようと言う気が全くない感じ。
先生 「じゃあどうやって数えたか説明できる人!」
いろんな子が説明するが、ブロックを10と3で縦に二列にする子がなかなかいない。
先生が一生懸命、3列とかじゃなく2つに分けてパッと見て13だと分かるようにしましょうと言っても、なかなか先生の意図が伝わらず、縦に5個を二列作って、残り3つをその上に横一列に並べたり、なかなか面白い置き方をしている子が多い。
先生も困って笑ってしまっている。
そんな中、弟君はなぜか初めから10と3で二列でピシッと並べていた。
偶然か?
みんなの机を回って指導している中、弟君は終わっているからかまた鉛筆を噛んだりケースで遊んだり余計なことをしている。
先生 「(弟君)できてるね。横になってるから縦にしてみようか」
先生が縦と言っていたがそこは聞いていなかったようで横に並べていたので指摘されていた。
最後に先生が質問した。
先生 「今日は何の勉強をしましたか?分かる人?」
友達 「ハチの数を数える勉強」
友達 「たくさんの数を数える勉強 」
友達 「ブロックを使って数える勉強」
ぐにゃりと手を上げていた弟君もついにさされた。
先生 「じゃあもう終わりの時間だから最後ね、(弟)くん」
弟君 「ブロックを分かりやすく10個を一列に並べて、残りを隣に一列に並べて数を数える・・・。」
母 「Σ(゚Д゚)」
全然話を聞いてなさそうで手悪さばかりしてたのに、先生が教えたかったことをちゃんと理解していたのか!
驚いた・・・。
落ち着きなくて話も聞いてなくて長男そっくりじゃないか!と思ったけど、聞いてなさそうでほんとに聞いておらず理解できていない長男とはちょっと違ったようだ(^▽^;)
だから先生もあまり弟君の方に来ないのか・・・?
勉強の内容自体は一応把握しているようだが、それ以外の授業態度がよくないなあ。
褒めていいのかなんなのか。
母 「今日鉛筆かじりまくってたじゃん。縦だけじゃなく横にもしてガリガリず~っとかじってたでしょ?」
弟君 「へへへ・・・」
母 「ほんと汚いよ。しかも鉛筆落っことしてまた拾って口に入れてたよね。ノートも遠くに置いてたらおかしいよ。自分の近くに置かないと書きずらいでしょ?先生が置き方を説明してたよ。聞いてなかったの?」
弟君 「うん」
母 「でも10個を一列にして分かりやすく並べる勉強って答えられたのすごいね。先生も今日はそれが教えたかったんだと思うよ」
弟君 「うん!」
いいのか悪いのかは分からないが、理解力はあって、要領よく学習できているようだ。
弟君は心配いらなそうかな?