ドッチボールの練習のことで毎日のように愚痴を言っている長男。
昨日もKくんが「俺が先にボール持ったんだから俺が決めた通りにやる!」
と言い出し、嫌な空気になったという。
長男のチームの中で練習するのだが、その中で二手に分かれて実践練習したりするらしいのだが、その別れ方を自分の都合のいいように勝手に決めたりするらしい。
でも、周りの子たちが、
「リーダー(長男)が決めた方がいいよ」
と言ってくれたという。
始める前にボールを持ってるのも、S子ちゃんだと一人で投げてて使いたい人に貸してくれないから、長男が持ってた方がいいと言ってくれたと。
おお!
周りの長男に対する目が変わってきたか?!
二学期の時の林間学校のグループ決めでは、
クラスメイト「威張らないなら入ってもいいよ」
長男 「うん」
こんなやり取りで部屋割りのグループに入れてもらっていた。
やっぱり威張っているのかとちょっとがっかりしていた。
なのに、今では長男が仕切って決めた方がいいと言ってもらえている。
ちゃんと周りを見てリーダーらしく平等にみんなが楽しくできるようにできてるということか?
本人は、乱す子がいて上手くまとめられなくて大変でストレスが溜まっているらしいが、親としてはこのような話が聞けてうれしい。
リーダー決めの時も、KくんとS子ちゃんもリーダーをやりたいと言ったが、他の子が長男がいいんじゃないかと言ってくれたらしい。
もともとリーダーシップをとるタイプではあったが、あまりに周りが見えないので周りが素直に付いてきてくれるのは幼稚園までだった。
今度はただ目立って無垢な子たちを引き付けるだけでなく、大人になってきてる思春期の子たちに認められてリーダーになれている。
たまたまドッチボールが上手いからというのもあるかも知れないが、それでもリーダーシップを発揮してもうっとうしがらないのはすごいこと。
KくんやS子ちゃんは「リーダーだからってお前ばっか決めてずるい」とか言って、自分がリーダーにならないと気が済まないみたいだけれどね。
まあ、合わない子とは合わないよね。
それは仕方ない。
リーダー的存在の子同士はぶつかるもの。
ちょっと成長を感じられてよかった。
今日は学校の委員の仕事で花壇の花の植え替えに行った。
午前中に行くからねと言ってあったが何の授業かは聞いていなかった。
外で5年生らしきクラスが体育をやっていたけど遠くでやってるし長男のクラスかよく分からず。
休み時間になりみんな外に出て来たので探していると長男が走ってきた。
長男 「お母さん!」
母 「あれ?体育やってたの?(体操着だから)」
長男 「うん」
母 「なんだ、朝なんの授業って聞いた時に体育って教えてくれなかったから分からなかったよ」
長男 「手をふったよ」
母 「気が付かなかったなあ」
気が付かなかったけど手を振ってくれてたとは。
5年生にもなってかわいいところがあるんだよねえ。
弟君は次に体育だったようで、休み時間の終わりころに体操着で出て来た。
でも全くこっちをみることなく縄跳びをしながら走り回っている。
そう、弟君は全然探してくれないんだよね。
行くって言ったんだからもう少し気にしてくれてもいいのに(≧◇≦)
子供によってだいぶ性格は違う。
追記:
学童にお迎えに行くと靴取り鬼のゲームをしていた。
弟に一緒に。
長男 「何すねてるの?」
弟 「・・・」
長男 「鬼できなかったから?鬼決まってるんだから仕方ないだろ」
母 「何?どうしたの?」
長男 「弟が鬼やりたいって言ったんだけど、鬼はもう決まってたからできなくてすねてて。」
母 「なんで?あとから入ったわけ?」
長男 「うん。鬼やりたい人が大勢いてジャンケンして決めて、あとからだったから」
母 「それじゃあしょうがないね」
あとから入ったから鬼をするジャンケンに間に合わなかったらしい。
弟は静かに涙を拭いている。
弟 「先生が鬼やっていいよって言ったのに兄ちゃんがダメって言った」
母 「は?先生がいいって言ったのにあんたがダメって言ったの?なんで?」
長男 「鬼が多すぎると嫌だし」
母 「嫌だしじゃないでしょ。先生がいいって言ってるのにあんたがダメっていうのおかしいでしょ!」
長男 「みんな鬼が増えるのヤダって言ってたし」
母 「みんなって何?全員?」
長男 「全員じゃないけどほとんど」
母 「でも先生がいいって言ったんでしょ?あんた自分の弟がやりたいって言ってるのに、先頭切ってだめっていうのおかしいでしょ?弟なんだから助ける側に回らないと。弟だからそんな意地悪言ったわけ?」
長男 「他にも鬼やりたいって言った子いたけど、多いからダメって言った」
母 「他にもいたのにあんたがダメって言ったわけ?先生は考えた上でいいってるんだよ?あんたは他に言い案があって言ってるわけ?他に鬼やりたい子が納得するような案出したわけ?時間で交代するとか明日は今日やってない子が鬼をするとか」
長男 「出してない・・・」
母 「だったら先生の意見に反対するのおかしいでしょ!先生が鬼やっていいよって言ったのにあんたがダメって言ったせいで、『意地悪な5年がいるからもう学童行きたくない!』っていう子が出て来たらどうするの?弟が言ってるみたいに、他の子もお母さんに言ってると思うよ。先生がいいって言ったのに5年のやつがダメって言ってできなかったって」
長男 「うん・・・」
母 「学童は、親が迎えに来るまで楽しく待っていられるようにするところなんだから、そうなるように先生が考えてやってるんだから、あんたが偉そうに先生に意見するんじゃないよ!鬼が増えて捕まっちゃう子と、鬼やりたくて先生がいいよって言ったのに5年にダメって言われてやらせてもらえなかった子はどっちが嫌な気持ちになると思う?」
長男 「やらせてもらえなかった子」
母 「そうでしょ?先生に言われてできないなら仕方ないって思うけど、先生がいいって言ったのに高学年の子に言われてできなかったってなったらそうとう嫌な気持ちになるからね」
周りのことを考えて、威張らないで上手くできるようになったんだと思っていたが、下級生の中に入るとやっぱり自分の意見を通そうとしてしまうようだ。
3年がドッチボールしてるところに入れてって言ったら「(長男)はだめ~」と言われてむかついたと言っていたが、おそらくこんな感じで上級生ぶって威張っているのだろう。
同級生には同等に考えて気を使えるようになってきたけど、自分より下だと思うと自分の考えを押し付けてしまうんだねえ。
正しい判断ができて上手くルールを決められるならいいけど、考えが足りないルールを押し付けてたらみんな嫌がって当然だ。
まだまだ人の気持ちを考えるのがちょっと足りてないんだね。
友達に押されてSくんにぶつかったからごめんと言ったら、S君が横からぐわっと首をつかんでしめてきたとのこと。
よほど強く握ったようで、前のところが赤くなっている。
長男が顔面を殴ると吹っ飛んで、そのまま下を向いたまま去って行ったと。
首を握るなんて怖い・・・。
しかも前側って、押されるとかなり苦しいところ。
怒ると首に手が行くって、同じケンカでもだいぶ危ない・・・。