長男が学校から帰ってくる前に担任から電話がかかってきた。
担任 「今日は帰りに怒ってまして、さっき下校しましたので帰りが遅くなりますので」
母 「はい・・・」
担任 「怒ってた内容なのですが、6時間目に社会のテスト直しをしていて、終わらなかった子は終わるまでするというのだったのですが、終わっていないのにやめてしまっていて、コンパスで教科書やドリルにブスブス穴を開けていたんですね。それで、最初は厚いのに刺していたのですが、だんだん薄いのに刺していて、机に穴が開いてしまっていて。周りの子からの報告で分かったのですが。 」
母 「すいません・・・」
担任 「それで、ここは怒りどころだなと思って今日は厳しく怒りました。家に帰ったらお母さんに自分から話すように伝えたので、ポイントを伝えますね。私が注意した内容を分かったうえで(長男)くんに対応してもらえば、『ああ、お母さんも同じ考えなんだ』と分かると思うので」
怒ったポイントは、
1、社会のテスト直しが終わっていないのに最後までやらなかった。やるべきことができていない。
2、コンパスの使い方が正しくない。コンパスは穴を開けるための物ではなく図や円を書くもの。危ない。
3、机に穴を開けた。学校の物をわざと壊した時は弁償してもらう。明日一緒に校長先生に謝りに行く。5万くらいかかるから弁償することになるかも。そうなったら先生はお母さんに払ってもらうつもりはないから、自分のお年玉で払いなさい。物の大切さが分かっていない。(実際は弁償まではいかないと思うけれどそう脅しておいた)
4、国語の教科書に穴をあけたり、落書きをしたりして物を大事にしていない。落書きを全部消してくるように言った。
このような感じとのこと。
先生は、「毎回怒っていたら怒ることだらけになってしまうのですが、ここは怒った方がいいと思ったので。あきらめないでタッグを組んで一緒に(長男)君に物の大切さを教えましょう!」と。
親の私へしつけができていないと怒るのではなく、いくら言ってもどうにもならないことを分かったうえで、あきらめないで一緒になんとかしましょう!と言ってくれる先生。
ありがたい。
自由に席を決めたことで先週から一番後ろの席になっていて心配していたが、やっぱり駄目だったようだ。
先生 「やっぱり前の方がいいね。」
長男 「後ろで大丈夫」
先生 「後ろにいたからこんなことになってるんでしょ」
長男 「・・・うん」
先生 「じゃあしばらくは特別席ね」
しばらくは一番前の特別席にすることになったらしい。
他の子と交換するわけではなく、ほんとに特別に前にするみたいで、ちゃんとするようになったら後ろに戻すようだ。
提出物も、机に張り紙をしたにもかかわらず結局出せてないようだし、やっぱり前の席の方がよさそうだ。
母 「物の大切さを何回言っても分からないんですよね。鉛筆や消しゴムをなくしたらお金を払わせていても、お年玉を持っているから全然平気で払っていて、困ったと思ってないんです。」
先生 「消しゴムとか無くしたらもう買わずに放っておいたらどうですか?困って反省するまで」
母 「本人困らないんですよね。こないだも机の中のどこかに消しゴムあるから探せば見つかるのに、授業参観の時に先生のところに消しゴム借りに行ってましたし」
先生 「じゃあこちらでも貸さないようにしますので」
母 「なかったらなかったで、ぐしゃぐしゃって書いて隣に書いたりするんですよね。最初そうしてたし。」
先生 「そうしてたら注意しますので 」
母 「前に傘裏がえしていて壊したのにまた先日裏がえしてたから、傘も自分で買わせたんですよ。たびたび買わせててもお金の大切さが分かってないからあまり効果なくて。もうどうしたらいいのか」
先生 「う~ん。もう徹底的に買ってあげないようにするしかないですね。うちだったら傘が壊れてたらそのまま学校に行かせます。もしそれで濡れるからってごねて遅れたら遅れたでいいですから。もし気にせずにずぶぬれで来てしまったらこっちで注意して体育着に着替えさせますし。それくらいしないとダメかもしれませんね。物の大切さは今分かった方がいいので、頑張りましょう」
先生も一生懸命だ。
帰ってきた長男と話をした。
母 「先生から電話だったよ。怒られたんだって? 」
長男 「コンパスで教科書に穴開けてて机に穴が開いた」
母 「なんでコンパスで穴開けてたの?」
長男 「なんとなく」
母 「何する時間だったの?コンパスどこにあったの?」
長男 「帰りの準備をする時間。お道具袋に入ってた。」
母 「なんで帰りの準備をする時間にわざわざお道具袋からコンパスを出して教科書をさし始めたわけ?」
長男 「なんとなくやりたくて」
母 「・・・。テスト直しの時間はテスト直しやってたの?」
長男 「やってたけど分からなくて止まってた」
母 「社会のテスト直しが終わってない人は帰りの準備しないで、直しを続けなきゃいけなかったらしいんだけど知ってた?」
長男 「知らなかった」
母 「ちゃんと先生の話も聞いてなかったんでしょ?直しもしてないし帰りの準備もしてないしで、コンパスだして穴開け始めるっておかしいでしょ!」
長男 「うん 」
母 「コンパスで薄いところさしたら机にもささって穴が開くって分からなかった?」
長男 「そこまで考えてなかった」
長男 「もう4年生なんだから、これをやったらどうなるとかちゃんと考えて行動しないとだめだよ。こないだの、滑り台の上からボール投げたら砂場にいる子にボールが当たる(6/28)とか、傘を裏がえしたらまた傘の骨が折れる(7/6)とか。そういうのがちゃんと考えられないと、危ないし一人で外出せないよ。何が危ないかとか分からなかったらみんなに迷惑かかるでしょ。コンパスだって危ないんだよ?」
長男 「うん・・・ 」
母 「思いついたらすぐ行動せずに、それをやったらどうなるか考えてから行動してね。」
長男 「わかった」
毎回同じやり取りだが、今度こそ分かってくれたのだろうか。
声が低音でちょっと凹んでる感がある。
そうとう先生に怒られたかな。
だけど、教科書書いた落書きを消しながらなんかぼこぼこ音がする。
母 「何?何してるの?」
長男 「消しゴムで消してる」
母 「なんでぼこぼこ音がしてるの?」
長男 「蹴るやつを蹴ってた」
見に行くと、学習デスクで落書きを消しながら、体は斜め後ろを向いて足を延ばしてスタンディングバックを蹴っている。
母 「ちゃんと前向いて集中してやりなさい。適当な消し方してると教科書やぶれるよ」
落書きをけし、宿題をやり始めた頃にはべらべらしゃべり初めてもう復活しているようだった・・・
長男 「今日学校の縦割りの班で遊ぶ時にドッチボールやったよ!最後の一人の6年生に当てて、仲間の六年生に頭なでなでされて褒められたよ(^^)」
母 「そうなんだ。よかったね。とりあえず集中して宿題やりなさい・・・」
その後も宿題が終わると学校の準備をやりながらしゃべり始めて手が止まっている・・・。
そして全部準備が終わり、話もしゃべりつくすと、
長男 「お母さん!DSやっていい(^O^)!!」
珍しく凹んでて反省してるのか思ったけど・・・メンタルが強すぎる・・・。
分かってくれたのだろうか・・・。
嫌なことがあってもあとを引かないのがいいところだけど、反省するところはしてもらわないと困る・・・。
追記:
帰ってきて旦那に話をしたら、
旦那 「俺も机に穴掘ってビービー弾でゴルフとかしてたよ!机貫通させたこともあるし」
私 「・・・。何で穴開けるわけ?」
旦那 「コンパスの針とかはさみとか。でも周りにけっこうそういう人いたよ!一番前の席で教科書に落書きとかしてたり。でも歴史のテストは100点取ったりしてたよ。」
私 「子供の前で言わないでよ(-_-メ)」
この親にこの子ありって感じか???