私が衝動的な息子に対して行った、具体的な対策内容です。
対策したら全て改善したというわけではありません。
こんなことをしたら、こんな感じだったという一例です。
衝動性行動への具体的な対策①
■問題点
からかわれたり悪口を言われたりすると怒ってしまい暴力を振るってしまう
■行った対策
●しゃべりが下手で上手く言い返せないので手がでてまうため、悪口の言い方を教えた。
●先に手を出した方が悪くて、先生にも怒られることになると教えた。
■結果
小さいうちはいくら言ってもダメだった。
いいことかは分からないが、悪口を言われたら悪口を言い返せるように教えた。
その子の特徴を観察し精神的ダメージで攻撃できるような悪口を言うようにいった。
手を出すよりは口で言う方がいいだろうと思って。
それで口で勝てるとちょっとすっきりするようで喜んでいて、手が出ることも一時的には減った。
けれども、相手に逆ギレされて結局暴力ふられることも。
相手が暴力を振るって来たらやり返していいと教えている。
逆ギレさせて暴力振るわれるのが嫌なら、無視しなさいと教えたがそれはストレスがたまるので無理とのこと。
■その後
年齢が進むとともにだいぶ落ち着いてた。
ケンカになって負けて痛い目にあうことも多くなってくると、誰にでも衝動的に攻撃することもなくなってきた。
これをやったらやり返されると学習でき、衝動が抑えられるようになったようす。
また、家に帰ってきて愚痴を言って多少すっきりするようだ。
ケンカになると、そのあと先生を交えて話し合いなどすることになるのでそれが面倒だったりもするそうで、多少のことでは衝動的に怒ったりにしないようになってきた。
衝動性行動への具体的な対策②
■問題点
遊具で遊んでいても抜かそうとしたり押してしまったりしてケンカになる。
■行った対策
●できるだけ子供が集中する遊具がある場所にはいかず広々したところで遊ばせる。
●小学2年生までは一人で外にださない。
トラブルが減ってきたので3年生になって一人で外に出した。
●大きくなっても安心せず、小さい子にするようにしっかり見守る。
■結果
衝動的に行ってしまうので、そういう場は避けるしかないように思う。
そういう場所にいく時は常に親が気を配るしかないかと。
もちろん本人には諭し続けてはいるがあまり効果が見られない。
けれど大きくなるとさすがにそういうことはなくなってきた。
衝動性行動への具体的な対策③
■問題点
人の話を聞かず自分のやりたいこと、言いたいことばかりを話続ける為、同じような自分を主張するタイプの子とうまくいかない。
⇒うまのあう友達が少ない
■行った対策
●同じような子に対してどう思うかなどを言わせて考えさせる。
■結果
あまり効果がない。
人に合せようとはしないのでぶつかる子とはぶつかる。
そしていじめられたりする。
けれど、割と受け身で誰とでも合わせられる子と遊ぶ、興味が同じような子と遊ぶ、下の学年の子と遊ぶなど自分の居心地のいい場所を探して楽しくやっている様子。
自分のことを嫌っている子たちがいても、幸いにも本人は全く気にしていない。
仲良くできる子がいるならそれでいいのではないでしょうか。
小学生高学年頃になり落ち着いてくると、人に合わせることもできるようになってきた。
成長すれば少しずつ改善してくる。
まとめ
診断がついているわけではないのでみんながみんな同じ経過とは限りませんが、大きくなるにつれ落ち着いてくるように思います。
衝動的な感情よりも、やり返されて痛い思いをするのが嫌だ、話し合いになって遊ぶ時間がなくなるのが嫌だという気持ちが勝ってくるようです。
3年生の終わりころ(この記事を書いていた時期)までは暴力的な喧嘩をしていましたが、4年生になると口げんかになったり先生に言いに行ったりすることができるようになり、4年生の終わりころには喧嘩自体ほぼほぼなくなりました。
あっても些細な口げんかくらいです。
だんだん落ち着いてはくるようですが、それまではその都度注意しながら見守っていき、友達と大きなトラブルを起こした時には親が謝罪し、事故に合わないようにするには外に出しても大丈夫な時期をしっかり見極める、というしかないのではないでしょうか。
追記(小5)
小5になると、全くと言っていいほど喧嘩をしません。
逆に、悪口を言われたり、おちょくってバカにされたりをよくするのですが、軽く言い返す程度なので、言われっぱなしで、親から見るといじめられてるんじゃないかと心配になるほどです。
でも本人はその時腹が立って愚痴をいうくらいで、次の日には全く気になっていない様子。
さんざん喧嘩などやりあってきたから、ちょっとくらいなんか言われても動じないようです。
さらに、みんながみんなそういう態度ではなく、うちの子の側になって「あいつ(悪口を言ってくる子)最低だな」と言ってくれる子もいるとのこと。
まだまだ不注意はありますが、衝動性は落ち着きました。
追記(中1)
みんなから変わったと言われ驚かれることが多々あり、同じクラスの子たちからは悪口を言われることもなく、クラスの中ではわりと人気者に。
ただ、小学生依頼あまりかかわっていない子は、変わったことを認識してもらえていないからか、昔のイメージのままで敵対心を持たれている様子あり。