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先生から電話 成長をさせたいので少し手を離して見守っていきたい

先日のMくんとの件で連絡ノートを書いたことのお返事で電話がかかってきた。

先生 「両方の話を聞いてみてるのですが、Mくんの方も(長男君)がやってくると言ってましてお互い目が合うとやり合う感じみたいで」

母 「いえ、ノートにも書いたのですが、先々週までは確かにお互いちょっかい出す感じでふざけて楽しんいたようなのですが、最近は長男の方はしつこいちょっかいに本気で嫌がっていて、楽しくもないからこっちからはもうちょっかいも出してないそうなんです。だけど相手はしつこくやってくるみたいで。」

先生はやはりちょっと前のことと最近のことを分けて考えるのが難しい様子。

相手の子の話を聞いてはいるみたいだが、最近の話なのかちょっと前の話なのか分からない感じで、話すので、お互いがやり合っているように思っていた。

私も長男の話しか聞いてないから本当に長男がもう自分からは関わらないようにできているのかは分からないが、とりあえず先週1週間はこちらからは関わりたくないから離れるようにしてるのにということを伝えた。

すると先生は、

先生 「実はそういうのところを成長させたいんです。そうやって自分から上手く距離をとれるようになったり、何かあった時にすぐに怒らず上手く受け流して我慢できるようになったり。最近(長男)君はそれができるようになってきてとても成長してきてると思うんです。今日、(長男)くんにも言ったのですが、『こないだクラスで走り回っていて先生が怒ってみんなの前で謝らせた時に、長男君は反省して泣いて謝ってたよね。それは長男君が先生の言葉が心にしみて反省できたってことでそれはすばらしい成長だよ。Mくんが全く反省してないってお母さんに言ったみたいだけど、成長は人それぞれだから、Mくんはまだそこまで成長できてなくて先生の言葉が心に届かないんだと思う。そのうちMくんも分かるようになるから見守ってあげよう』って。」

なかなかすごい説明だった。

今まではまさに長男がMくんのような感じで、周りの子に長男のことを成長がまだ的な感じで説明される側だったから、まさか長男が一緒に見守る側に回るとは。

長男も成長したんだなあ。
そして先生も長男にそれくらいの試練を与えても大丈夫だと判断したようだ。

体育の時間に嫌がらせをされて言いに行ったら二人とも教室に言ってなさいと言ったのは言い方がおかしかったと謝罪してくれた。

走り高跳びをやっていて危険性もあって目が離せなくてピリピリしていたので、「あとで聞くから」と言うのをそのような強い言い方になってしまったようだ。

けれど、今後もすぐには対応せず、必ずあとで話を聞くけれど、まずは受け止めた上でそういうトラブルに対して長男がどのような対応をするかを様子をみたいとのこと。
そして自分で解決する力を付けることで成長をさせたいと。

母 「せっかく穏やかに過ごせるようになったのに、先生に言いつけに行った時点で注意してくれないと、また手が出てしまうかもしれないです。殴りたいほどムカつくって言ってたし・・・」

先生 「もし手が出てケンカになってしまったらそれはその時にまたどうすればよかったかを話し合いすればいいんです。大怪我しないようにだけはちゃんと見てますので。お母さん、上級生になるとみんな今よりイライラして人のことを考えられなくなるんです。人に対して優しさを持った対応ができなくなるんですよ。そういう時にどのようにやり過ごせるかというのを・・・」

なぜかは分からないが、どうやら上級生になるともっと子供同士が厳しくなる様子。

それに対していちいちカッとなって怒ったり、先生に言いに行ったりしなくてすむように上手く乗り切る力を見に付けてほしいとのことの様子。

大人の世界でもそうだ。理不尽なことはたくさんあるけれど、それにいちいち不満を募らせていては上手く乗り切れない。

そういうのを上手く乗り切る力をつけさせていきたいということらしい。

先生 「(長男)くんとは去年からよく見てましたが、去年は廊下でしょっちゅう泣いているのを見かけましたが今はそういうことなく落ち着いていますよ。ちゃんと成長してますから大丈夫ですよ、お母さん。家に帰るとMくんのことを話してイライラしているかも知れませんが、いいところもたくさんありますから。M君とのことはほんの一部でそれ以外は落ち着いて過ごせてますよ。今日も廊下を走っていて女の子にぶつかっちゃって、その女の子が「ぶつかったよ!」と怒ると、すぐに「ごめんなさい、ごめんなさい」って謝れて、その子も拍子抜けしてすぐにいいよって言ってくれたんです。(長男)君ちゃんとすぐに謝れてえらかったですよ、本人にもすぐ謝れてえらかったねと言ったんですが。きっと嫌な話はいつまでも頭に残っているから聞いてもらってすっきりしたいんですね。長男くんにも『悪い話ばからいするとお母さん心配するから、いいことがあった時もいいな』って今日言ったんですよ(笑)」

なかなか芯のある先生だ。

その場しのぎの対応ではなく、これから大人になっていく上でどんなことを身に着けるべきかを考えて、自分の対応を変えて子供を成長させようとしている。

しっかり見てくれているようだ。

成長を見たうえで長男にはもう少し上を目指しても大丈夫と判断して少し手を離すようにしているようだ。

先生も人間なので言い方を間違ってしまったり、勘違いをすることはある。

でも言えばちゃんとわかってくれるし、今の(長男)くんがどんな感じかノートに書いてもらえてもらえると分かるので助かると言ってくれた。

先生 「(長男)くんとMくんは、今はお互い顔を見るとイライラして注意しあったり、やり合ってる感じなのですが、お互い気があっていて仲がいい時にはほんとに最強コンビなんですよ。このまま二人を離してしまうのはもったいない。お互いを上手く認め合えるような接し方ができるようになってほしい。(解決をできるだけ本人に任せるので)ケンカもあるかもしれませんが、一緒に見守ってもらえませんか? 」

Mくんも長男が嫌いで嫌がらせしているわけではない様子。
限度を超えてやってしまうから嫌になってしまって今はお互いが反発しあってしまっている。
人と仲良くするにはどんな接し方をしていけばいいのかを学ばせたい様子。

確かにここ最近の長男は人との接し方が上手くなった。
ちょっと腹立つことを言われても危険な相手だと思うと笑ってやり過ごせるようになった。

親はケンカになって大変なことが起きないように、トラブルの芽は早めにつんでほしいと思ってしまうが、それではダメなようだ。

人一倍トラブルが多くて、他の親からの苦情も多いからついできるだけ避けたいと思ってしまう。

一つ気になることがあった。

前のクラスではリーダー格の子を中心に大勢で嫌がらせしてきていた。

母 「その子と1対1な感じですか?周りの子はどんな感じでしょう?」

先生 「正確にはもう一人入って3人でやりあってる感じなのですがだいたい二人でかな。他の子たちは『ああ、あの二人またやってるよ』って感じで見守ってます(笑) 大勢でとかではないので二人の戦いなので大丈夫ですよ」

まあ、1対1でなら大丈夫そうだ。

転校生の子だからその子と組んで一緒に攻撃してくる友達もいないのかな。

親が思っている以上に長男は成長していた様子。

親が過保護すぎたかな?

先生に任せて少し長男の力を信じてみよう。