こないだの、友達が嫌がっているのに気が付かずしつこくしてしまっていたことがあり、人の気持ちを感じ取る練習をさせてみた。
母 「じゃあ今から、弟が何を考えてるか二階で遊んでいる間にずっと考えててごらん。ちゃんとできてたら午後から遊びに行っていいから。」
長男 「わかった!」
母 「じゃあまず、お母さんが何考えてるか当ててみて! 」
長男 「あっ!これ片づけてないって思ってる!」
母 「そうだねえ」
その後も時々質問をした。
ポストから手紙を出して玄関で整理している時に「これみて!」と声をかけてきた。
母 「今なに思ったと思う?」
長男 「今はそれやってて忙しいからあとにしてって」
母 「ちゃんとわかってるじゃん」
長男 「へへへ・・・(^^) 」
その後はこっちが何も考えてなくても、置き忘れた物を見つけたら、
長男 「これ片づけてって思ったでしょ?!」
と自ら片づけたりしていた。
クイズっぽくやったので、本人も楽しそうに意識してやっていた。
それを見て感じたことがある。
長男は、
『人の気持ちが感じ取れないわけではなく、感じとろうとしていない』
ということ。
もともと情緒豊かな方なので、けっこう感じとることはできるタイプだ。
自分に関係ないことで、人が意地悪されていたり何か悲しそうだったことなどがあるとものすごく共感してしまって私に言ってきたりした。
だけど、自分に関係することになると、自分の感情ばかりが前面に出てしまっていて、相手の気持ちを感じ取ろうとする余裕がないように思う。
言われて初めて「ハッ」と気が付くが、言われないと気が付かないのだ。
時々落ち着いて、相手のことを考える時間を作る必要がある。
家では、私が顔をじ~っと見ると、「ハッ」っとして、今やった行動がおかしかったと気が付いて笑いながら直したりするようになった。
飴を食べた棒をゴミ箱に入れずにキッチンに置いたので、じ~っと見ていると、振り返って私の顔を見るや笑いながらすぐにゴミ箱に入れなおした。
けっこう分かりやすく表現しないと、気が付かないかもしれないが、繰り返すことで人の表情などを見て気持ちを読み取ろうとする癖がつくといいなと期待。
人の顔色ばかりをうかがって行動する子になってしまっては困るけど、きっとそこまではいかないでしょう(笑)