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弟君は人の顔の絵を描くのが苦手

先日、卒園に向けて先生への似顔絵のプレゼントということで絵を描いた。

その時もなかなか描けなくていつまで経っても終わらない。

弟君 「どんな髪だっけ?服の色は違っても平気かなあ。鼻は書く?顔描くの下手だから・・・」

どんだけ細かいんだ!

でもせかして描くようなもんでもないし、のんびり描かせた。

うん、確かに苦手な感じの絵だ。

髪の毛は線が何本かあるけど隙間だらけ。

鼻はないし口は薄くて見えないから(^^;)

他の絵はうまいのに、なんで人の絵はこんな感じなんだろう?

そして、今日。

美術教室で「家族の絵」というテーマで絵を描いたという。

そういえば前回、

「来週が家族の絵を描きます。その絵をみることでどのような気持ちがあるのか心理テストのように分析するというのを毎年やってるので、今年もやりますね」

こういっていた。

そして弟君の作品がこれ。

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なぜ雪だるま???

先生が手書きで、「父、母、兄、本人 」と雪だるまのところに書いてくれている。

心理状態を表すっていうのに、これ大丈夫なのか( ゚Д゚)?

他の子のを見るとみんなクレヨンで人間を描いている。

数人描いている子もいれば、自分だけ描いてる子も。

人間じゃなく雪だるまで表現するという比喩表現・・・。

これはどうなん?

先生のところに並んで絵をみながら解説してもらうのだ、その間とても気になったので聞いてみた。

母  「これ雪だるま?先生何を書いてって言ったの?」

弟君 「家族の絵書いてって。でも人描くの苦手だから雪だるまにした」

母 「そうなんだ」

ちゃんと理由があったようだ。

心理状態が何か問題があって雪だるまになっていたわけではなく、人の絵が苦手だから雪だるまにしたと。

でもなんで雪だるま?

みんな折り紙なんか使ってなさそうなのに、肌色の折り紙と水色の折り紙を丸く切ってそれを裏返して白い方が見えるように貼っている。

母 「みんな折り紙使ったりしたの?」

弟君 「使ってない。顔描くの苦手って言ったら、『これに書いてみたら?』ってオレンジのくれたんだけど、やっぱり顔描くの恥ずかしいから雪だるまにした 」

顔を描きやすいように肌色の丸い折り紙をくれたけれど、それでも下手なのをみんなにみられると恥ずかしいから書きたくなくて、考えたあげく雪だるまにしたとのこと(笑)

そしたら水色のも切ってくれたから、そっちを父母の雪だるまにしたらしい。

でも裏返してうっすら裏の色が透けて見える白い雪だるまにするというのはなかなかセンスがあるんじゃないか?!

先生の分析は、

先生 「特に問題ないですね。見たまんまです。色で大人と子供を分けているので、大人と子供という違いも分かっているし。そうですね、お兄ちゃんとはどんな感じですか?」

母 「お兄ちゃんは威圧的な感じですね。あっ、でもお兄ちゃんのこと好きですけど」

先生 「隣にお兄ちゃんを置いているので、お兄ちゃんの存在が大きいようですね。嫌いだったら隣にはしないので、好きなんでしょうね」

やっぱりお兄ちゃんの存在が大きいのか。

深層心理も特に問題なさそうでよかった。

でも人の絵を描くことが恥ずかしくてコンプレックスを感じてるんではかわいそうなので、帰ってきてから書き方を教えてあげた。

もともとくそ真面目なので、私の描いた絵をじっくりみながらゆっくりゆっくり描いている。

そしてちょっとお手本を見せて指導しただけでだいぶうまくなった。

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ほめてあげると

「幼稚園でみんなに見せたい!」

と言っていた。

ちょっと自信がついたかな。