長男 「今日、Aと殴り合いのけんかになるかも」
母 「ええ!?なんで?」
長男 「クラスで飼ってるクワガタを逃がすことにしだけど、Aが「だったらくれよ」って言ってきて、ずっと飼ってるとかわいそうだから逃がすって言ってるのに『大丈夫だよ。そんなことで死なねえよ』ってしつこくて。」
母 「今日に逃がすわけ?」
長男 「うん」
母 「生き物係の人みんな納得してるの?」
長男 「係りじゃないけど、担当していた人はみんな俺に賛成したよ」
母 「じゃあみんなで決めたことだからって説明すれば?」
長男 「そういったけど、『お前が捕まえたクワガタだろ』って言ってくる」
母 「じゃあ一度持って帰ってくれば?持って帰るからって言えばいいじゃん。」
長男 「持って帰ってきて逃がしてるところ見つかったらどうしよう」
母 「その時はうまく言えばいいんだよ。やっぱり親が飼っちゃダメって言ったとか。正直に説明して分かってくれない相手なんだから、上手く理由を付けて納得してもらうしかないよ。言って分かる子だったら今までもトラブル起きてないでしょ。もっと口が上手くならないと」
長男 「うん」
母 「ほら、もう行く時間だよ。なんでいつも朝になるといろいろしゃべり始めるわけ?帰ってきた時に話しなよ(-_-;)」
長男 「朝になるといろいろ思い出す。まだいっぱい話したいことあるんだけど・・・」
母 「もう行かないと。帰ってきてから話しな」
なぜか朝になると前の日のこととか数日前のこととかを急に話し出す長男。
ものすごく多弁・・・。
朝から頭の中がフル回転なのか?
バカ正直な上に口下手な長男。
上手く理由を付けて相手に納得してもらうようにすればいいのに、「長く飼ってるとクワガタがかわいそうだから」とほんとの理由しか言わない。
実はもっと別の理由もある。
長く飼うのはいいにしてもそのAくんを筆頭に、みんなが触りまくるから弱ってしまって、だから逃がすという。
特にAくんは他のクラスなのに触りに来ては蓋を開けっ放しにして戻ったり、土を落としまくったりで、チャイムがなっても虫を虫かごに入れず教室に戻ってくれなかったりと、世話係りが大変な思いをしているという。
そういうのもあって飼うのをやめたらしいが、さすがにそこまで細かい理由は言えないという。
でも、世話係の他の子たちはその辺も分かっていて、逃がすということに決定したと。
もうすでに、Aくんは小さな虫かごに大量に入れて飼っているらしい。
大切に育てているクワガタを、その中に入れられるのが許せないと。
そんな状態のAくんにクワガタをあげたらクワガタがかわいそうなのは分かる。
クワガタのために殴り合いのけんかをするということなんだね。。
長男の方が正しいけど、殴り合いはねえ・・・。
嘘も方便というぐらいだし、できれば上手い嘘をついてでも、平和に解決してほしい。
昨日は、
長男 「今日、誰も殴られることなく3年生を助けられたよ」
母 「何それ(^^;)」
長男 「ドッチボールをするのにまだ5年生が集まってなかったら、Aが無理やり3年生のとこに入ってって、3年生が嫌がってるのに「よ~し、じゃあ5年3人対3年全員 」とか勝手に進めようとして、だから俺が『3年生嫌がってるみたいよ』って言ったら、じゃあやめるかって言っサッカーの方に行った」
母 「珍しいじゃん。キレなかったの?」
長男 「うん。『3年生が嫌がってるからやめろよ」とか強い言い方すると怒るけど、優しい言い方したから大丈夫」
母 「そっか。助けてあげられてよかったね」
以前理不尽なことでキレられてボコボコにされている相手なのによく言ったなあ。
人の感情を逆なでしないように接するのが上手くなってはいるのかな?
クワガタに関しては長男も熱くなってしまっていて、上手くAくんを説得することができなかったのかな。
学校で上手く話できたかなあ・・・。
先生から電話がかかってきたりしなきゃいいけども(._.)