金曜日に持って帰ってきたヤモリを再び学校へ持って行った。
持っていくはずだったカミキリムシは死んでしまったが、コクワガタも見つけて、コクワガタとヤモリとどちらを飼うか多数決をとったという。
長男 「生き物係で提案して、どっちを飼うか多数決取ったのに、飼いたくない人の意見も聞けよって反対意見言われて飼わないことになった。多数決なのになんで飼っちゃいけないんだろう」
母 「多数決ってその二つのどっちかに手をあげろってことでしょ?それおかしくない?飼いたくない人もいるんだから」
長男 「だから飼いたくない人は無視しますので手をあげなくていいです、飼いたい人だけどっちか手をあげてくださいって言ったんだよ」
母 「それおかしいでしょ。なんで飼いたくない人の意見を無視するの?そりゃ飼いたくない人が怒るでしょ」
長男 「見たくない人は見なければいいだけじゃん」
泣き出す長男。
母 「みんなの教室なんだから、嫌いな人は見ないようになんておかしいでしょ」
長男 「じゃあ箱をかぶせておいてみたい人だけのぞけばいいじゃん」
母 「それじゃ虫がかわいそうでしょ!そこまでして飼うのもおかしいよ。みんなが見るために飼うんだから、みんなが飼いたいものを飼えばいいでしょ。ヤモリはヤモリで多数決取って、コクワガタはコクワガタで多数決とったら?」
長男 「それだとどっちも飼えない。みんな飼いたくないっていう。みんな生き物飼いたくないみたいだし」
みんな生き物飼いたくないんじゃ生き物係いらないんじゃないか・・・・?
しかも生き物係の女の子も「てんとう虫とかかわいいのしか飼いたくない」と言ったり、話し合いをするって言っても「うるせえ!」って言って外に行っちゃう男の子がいたりで全く話が進まない様子。
生き物係になってとっても喜んでいた長男が気の毒だ・・・。
飼うことがなかなか決まらずいつまでも家にいたカミキリムシも死んでしまったし。
話を聞くとクラス33人くらいのうちの17人がコクワガタもヤモリも飼いたくないと言ったらしい。
ヤモリは分かるけどクワガタも飼いたくないんじゃ何を飼うんだろう。
この先見つけるたびに多数決をとってもいつまでたっても飼えそうにない。
長男はもうどうしたらいいか分からないようなので助言した。
母 「先に飼ってもいい虫のアンケートとったら?それで上位5位までのを飼うとか決めて。そうしたら人数が少なくても、クラスでアンケート取って決めた物だからって飼えるでしょ?生き物係ってのがあるんだから何かは飼っていいわけだから、先に飼う虫を決めればいいんだよ。」
長男 「わかった。アンケート作る」
とりあえずこれでやってみる様子。
生き物係の中でも話し合いに参加しない人は無視して進めることにした様子。
ケンカにならなければいいけれど・・・。
先生との交換ノートにとりあえずこの旨を書いた。
自分でアンケートとったり、なんとかやってみるとは言っているけれど、うまく説明できないし、何も飼いたくない人にそれっぽいことをべらべら言われたら混乱して上手く言い返せなくなりそうだから、その場合は介入してほしいと。
そして、生き物係の話し合いに参加しない人を無視して進めることでその子とケンカになるかも知れないからその時はよろしくお願いしますと。
先生も自分たちで乗り越えてほしくて、帰りの会での係からの連絡を見守っているようだけれど、ちょっとうちの子には荷が重いかな。
みんなを納得させて飼う生き物を決めるだけのスキルは持ち合わせていない。
でも飼わないことになった時に、先生が、
先生 「生き物係も頑張ったね」
と言ってくれたらしい。
頑張ったのは分かるけどもう少しどうしたらいいかアドバイスしてくれないといつまでたっても生き物飼えないから・・・。
17人もが飼いたくないって言ったこのクラスに、果たして生き物係が必要だったのかも疑問・・・。
前のクラスでは生き物係はなく、飼いたい人が勝手に飼っていた。
長男 「3年生の時みたいに勝手に飼えればいいのに!」
前のクラスの時がよかったという長男。
前のクラスはいろいろ最悪だったけど、生き物に関してはよかったんだね。
早く何か飼えるといいねえ。
最近宿題をするのに勉強を教えていてもすぐ泣く。
悔しいとすぐ泣く。
情緒不安定なのかなあ。