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障害があるかも知れないと思っていた・・・と話した

夏休みの宿題を計画的に終わらせるため卓上カレンダーのようなものに予定を書かせた。

後半一週間ほど旦那の実家に泊まりに行くのでそれまでに終わらせないと大変なことになる。

一学期最後にやった漢字50問テストで間違った分だけ練習用の紙が渡され、一日何枚やるか目標を書く欄があって一日1.5枚と自分で書いていた。

でも夏休みが始まっても一日1.5枚やっていなかった。

練習用紙に番号をふらせ、カレンダーにいつ何番をするか書かせた。

金土日と旅行に行っていたせいもあるが、今日は8ページ目をやることになっていたが2ページ目までしかやっていなかった。

昨日2ページすることになっていたがそれも全くやっていない。

母 「計画立てたよね?これなんのために書いたの?なんでやってないわけ?今日も言わなかったらやらなかったよね?どうするつもりだったの?」

長男 「違う日にやろうと思って・・・」

母 「違う日っていつ?できる日はこの色つけた日しかないからって言って振り分けたのにいつするつもりだったの?考えてないでしょ?次の休みに予定のところまでできればいいけど、とりあえず今日も2、3ページはやりなさい。そうしないと終わらないよ」

長男 「わかった」

1時間くらいして降りて来た。

母 「終わったの?」

長男 「半分」

母 「半分って何?」

長男 「1枚の半分」

母 「おかしいでしょ!なんで1時間もかかるわけ?何してたわけ?」

長男 「弟がしゃべってくるから・・・」

母 「人のせいにするんじゃないよ!弟がしゃべったってあんたがしゃべんなきゃ半分するのに一時間もかかるわけないでしょ!」

紙半分に単語一つを練習する。

20回ほど書くだけ。

それに1時間って・・・ありえない。

母 「宿題が終わらないと困るから計画を立てるやり方を教えて、それで一緒に書き込んで、こんだけ教えてもそれでもできないのなら、お母さんはもうどう指導していいか分からない。あなたがもしやろうとしているのにできないのなら、それは仕方ないからそういうのをできるようにしてくれる専門の所に行って指導してもらおう。Aくんが週に一回午後から通ってるって言ってたよね?そういうところに行けば、専門の人がどうやったらいろんなことができるようになるかしっかり教えてくれるから」

長男 「できる・・・」

母 「できてないじゃん。低学年の頃ね、もしかして障害があるかなって思ってたんだよ。すぐにカッとなって暴力振るっちゃうし、忘れ物もひどかったりして。授業参観の時に黒板の前にいつまでも一人だけ立ってたこともあったよね。すごく心配して、それでね、障害について本で勉強したりしてるから障害についてちょっと詳しいでんだよ。でも今はカッとなることもなくなって感情を抑えらるようになって、お母さんは障害じゃなかったんだって思ってる。だけど、やるべきことがちゃんとできなかったり、忘れ物が多かったり、そういうのがあって、それが障害なのか怠けているだけなのか、それはお母さんには分からない。あなたにしか分からない。どっちだと思う?」

長男 「怠けてる」

母 「そう思うんだったらちゃんとやってごらん。お母さん心配になるよ。でももし頑張ってもできなかったら、その場合はそういう障害があるのかも知れないから仕方ない・・・。でも忘れてしまうならメモを取ればいいし、工夫すればいいんだよ。カッとなって暴力振るってしまうとかなら薬を飲んだりしなきゃいけないかもしれないけど、それはもうないよね。カッとならなくなったんだからきっと頑張ればできると思うからやってごらん」

最初は怒って話をしていたが、だんだんと冷静になり、真剣に話をした。

障害があるかもしれないと思っていたこと。

衝動性がなくなったから大丈夫だろうとは思っているけど、忘れ物があったりいい加減だったり、不注意などがあるのでお母さんはまだ不安だということ。

中学生になったら親がすべてを把握して計画を立てたり助言したりできないから提出物なども自分で計画立ててやって出さなきゃいけないこと、持ち物なんかも自分でそろえたりしなければいけないこと。

そして、大人になって仕事をするにしても、ちゃんとできないと仕事を辞めさせられてしまい、仕事を辞めさせられたらお給料がもらえなくて、生活ができなくなること・・・。

長男が立派な大人になるために、自分のことが自分でできるようになるために、できるようにならなきゃいけないことや、できるようになるための工夫の仕方などを教えていると真剣に話をした。

母 「障害があるかも知れないって思われてたことショック?」

長男 「うん」

母 「障害があるって言われることはね、それくらいショックなことなんだよ。だから人に向かって障害があるんじゃないかとか二度と言っちゃいけないよ。本人が障害があることを知っていたとしても知らなかったとしても、障害があると言われることはすごくショックなことだからね」

長男 「うん・・・」

母 「でも(長男)はきっと大丈夫だから。連絡帳だって1学期の最初はキレイに忘れず書いてきてたし上履きや体操着も持って帰って来てたし。でも1学期の終わりころはできてなかったらかね?それはできるのにやってなくてさぼってるってことだよ?できるならちゃんとやりなさいよ(=_=)?」

長男 「うん・・・」

やはり自分に障害があるかもと思われていたということはショックなようだった。

こないだ学童の自分勝手な行動をしている子に頭にきすぎて、「障害があるんじゃないか」と先生に平気で言っていたので、「障害がある」と言われるとそのくらいショックで傷つくんだよということも一緒に教えた。

小1の時の病院に行った方がいいかどうかという状況とは違い、ADHDだとしてもかなり軽いグレーで、現在他人に害を与えるような目立った症状はほとんどないから過去形のような形でこのような話を本人にすることができた。

若干自分に言い聞かせるように過去形で。

小5だし、このまま親がいないと自分では何もできないんじゃ困るし、不注意の症状があったとしても本人の意識しだいてカバーできると思ったから話してみた方が変わるかと思って話しをした。

最近またいい加減さがひどくなってきていて気になっていたし、なんでも親に聞いてきて自分で考えて行動しようとしていなかったので、自立するように頑張ってもらいたいと思っていた。

やはり相当ショックだったようで、少しの間静かになっていた。

話した私も話してよかったものか心苦しかった。

でも、話した後15分ほどピアニカの練習をして終わると、いつもの元気な長男に戻っていた。

よかった・・・。

引きずってはいないようだ。

多少は意識して行動してくれるようになるかな?

そのあと2ページ漢字をやった。

1/2ページするのに1時間もかかってたのに、2ページを10分くらいでやった。

長男 「ゲームしていい?」

母  「ダメでしょ。まだ今日やり終えるところまでやってないでしょ」

長男 「え~ 次の休みにやり終わればいいって言ったじゃん!」

母 「次の休みでいいって言ったけど、終わってないんだからゲームはダメでしょ」

長男  「え~ じゃあ外行ってないでやればよかった~」

母 「外は行ってもよかったけど弟としゃべらなければ終わってたでしょ。今やれば?ちゃんとやればすぐできるんだから。」

長男 「分かった!やる!」

残りの3ページを15分くらいでやった。

やればできるんじゃないか(=_=)

できるなら初めからやれや!

ブログのことも話した。

今は普通の子育て日記(っぽい)という感じで書いているけど、最初は障害について調べたことを書いて、ブログの方も障害があるかも知れなくて心配って感じで書き始めたと。

ブログの長男の成長ぶりをみて、こんなによくなってきてるんだと参考にして安心してくれている人たちがいること。

いずれ長男がこのブログを見てショックを受けないように正直に話をした。

今日話したことで長男は少し変わるだろうか。

本人は普通に元気になったけど、私がまだちょっと心がざわついている・・・。

言ってよかったのか・・・。

話しながらも涙が出そうで、こらえるのが大変だった。

長男も若干うるうるした目だった。

ふ~(´・ω・`)